梅雨空の下で、心が青を求めた理由
前回、ブッダの「無心」の教えから
「考えに捕まらないこと」
について書きました。
➡考えすぎて疲れた日に。私を救った「無心」の教え
頭の中の嵐に気づいて、
「今ここの感覚」に意識を戻すこと。
アートを描く時間が、
私にとっての瞑想になっている、と。
今回は、その「アートの時間」の中で
改めて気づいたことを綴りたいと思います。
梅雨が、生活ごと重くする
梅雨も中盤に差しかかり、
毎日毎日、窓の外は無彩色の灰色の空。
気がつくと、気持ちまでどんよりしてきます。
家にいると、またぐるぐると考え込んでしまう。
気分が重くなる。
それだけじゃなく、
湿気が多くてむしむしとするので、
なんとなくイライラ。
洗濯物は生乾きで臭うし、
布団も干せない。
「カビが生えていないか」と確認しては、
カビ取りの掃除も増える。
じめじめした空気の中で、
やらなきゃいけないことだけが
じわじわと増えていく感じ。
そして、ふと庭を見ると
雨をたっぷり吸った草木が
ジャングルのようにぼうぼうに育っている。
それを見て、またため息。
そんな感じで
「あれも手入れしなきゃ」
とうんざりする気持ちと、
できていない自分へのもやもやが
じわじわと積み重なっていきます。
少し愚痴っぽくなってしまいましたが
梅雨って、心だけじゃなくて
生活そのものが重くなる季節だなと
毎年思ってしまいます。
ただ「青空が見たい」と思った
そんな週末、
気分転換にiPadを開いて
明るい青を描きました。
特に深い理由はなくて
ただ「青空が見たい」という
それだけの気持ちでした。
iPadの画面の上に、
指先でさらさらと青を置いていく。
光を透かしたような、明るいブルーが
すうっと滑らかに広がっていきます。
描いているうちに
「うまく描こう」とか
「どんな意味があるか」とか
そういうことを考える前に
ただ青を置いているだけで
なんとなく呼吸が深くなっていく感覚。
そして、肩の力が、すっと抜けていく――。
さっきまで頭の中で渦巻いていた
「あれもしなきゃ」「これもできてない」が
気がつけば、次第に遠くなっていました。
青や緑がかった色が持つ力
色彩心理では
青は心身の緊張を和らげ、
頭の中のモヤモヤした焦燥感やイライラを
穏やかに鎮めてくれる色と言われています。
広く静かな海や空を連想させる青には
窮屈になった心と身体をそっとゆるめてくれる
不思議な心地よさが宿っています。
特に水色やエメラルドブルーのような
明るく淡い色は
濃い青のような重さや威圧感がなく
「軽やかさ」「開放感」「希望」を
同時に感じさせてくれる色。
そんな、
自然界の空や水、木々の色が
人々の心をふっと緩めてくれるのは
もしかしたら
人間が本来持っている
自然の心地よさへの記憶なのかもしれません。
色は、言葉より先に届く
先週、ブッダの教えから
「考えに捕まらないこと」
を心がけている私ですが
正直なところ
それを「実践しよう」と意識すると
また頭が動き始めることがあります。
「ちゃんと無心になれているかな」
「今ここに意識を向けられているかな」
気がつけば、無心になることさえ
うまくやろうとしている自分がいる。
そんな時も、色はそっと助けてくれます。
難しいことを考えなくていい。
ただ、好きだと思う色を眺める。
気持ちいいと感じる色を選んで
画面に置いてみる。
それだけで、身体の方が先に
「あ、楽になった」と
感じていることがあるんです。
色と向き合う中で
私が一番実感したのは
「色は、言葉より先に
身体と心に届く」
ということだったと思います。
それだけで、十分
言葉で自分を整えようとして
うまくいかない日がある。
そんな時は
好きな色をただ眺めるだけでいい。
スマホの壁紙を好きな色にするだけでも
青空の写真を一枚見るだけでも。
それだけでも十分だと、思っています。
梅雨の季節、
どんよりした空が続く日も
色はいつでも
心をふっとゆるめてくれる
心強い味方です。
あとまだ少し
このじめっとした時期が続きますが
お気に入りの色と一緒に
少しでも気持ちよく過ごせたら素敵ですね。
あなたの気分がよくなると感じる色は
何色ですか?
よかったら、コメントで教えてくださいね。
cocoiro
もし「色を塗って、楽しく心を整えてみたいな」と思われたら
お気軽にのぞいてみてくださいね🌿



ただ、青を描いていく その過程こそ無心だし今ここにいるということですものね
「言葉で自分を整えようとしてうまくいかない日」は、
と緑で五感の共振を試してみるのがよいかもしれないと、
ココイロさんの記事を読んで思いました。
青と緑の組み合わせ、実は私が一番好きなものです。
亡くなった姑がいつもこの組み合わせをしていたので、
義母の思い出にもつながっています。