80歳の画家が教えてくれた、『まだここから』という生き方
こんにちは。cocoiroです。
あなたは、「今さらもう遅いかもしれない」と、心の中でそっと諦めかけていることはありませんか。
本当は、「やってみたい」と思うことがあるのに、つい気付かないふりをしたりすることはないでしょうか。
先週末、夏の強い日差しが照りつける中、北鎌倉にある葉祥明先生の美術館へ行ってきました。
葉先生といえば、1970年代のサンリオの雑誌や数々の絵本で知られる癒やしのアートの第一人者です。
私も中学生の頃、先生の描く美しい世界に憧れて夢中で絵本を集めていた一人でした。
そんな憧れの先生のトーク&サイン会があると知り、懐かしさに胸を膨らませて北鎌倉の美術館を訪れたのです。
北鎌倉での穏やかなひととき
午後からのトークショーに備えて朝一番で席を確保したあとは、近くをゆっくりと散策しました。
お寺の境内に、まだ静かに咲き残っていたアジサイの美しさに感動したり、古民家カフェ名物のナポリタンを味わったり。
ここ最近、気候の変化や日頃の慌ただしさで、つい気持ちが滅入りがちだった毎日。
でも、北鎌倉を満喫して一息ついているうちに、そんな強張っていた体中の力がほっと抜けていくのを感じました。
美術館に溢れる癒やしの熱気
そうして時間になり美術館へ戻ると、そこは立錐の余地もないほどの人、人、人。
こぢんまりとした館内は埋め尽くされ、立ち見の方も大勢いらっしゃるほどの熱気でした。
登場された葉先生も、
「美術館が始まって以来のすごさですね」
と驚かれていました。
そして、ぽつりと、
「この先行きが見えない時代に、癒やしを必要としている人が、それだけ多いのかもしれませんね」
とおっしゃったのです。
その言葉に、私も思わず胸の中で深く頷いてしまいました。
初めてお会いする葉先生は、気さくでユーモアにあふれた魅力的なお人柄で、まるで描かれているアートそのものを表しているような方でした。
「まだ、新しく変わっていく」
けれど、私の心を一番揺さぶったのは、80歳になられた先生がトークショーの1時間ずっと立ちっぱなしのまま語られていた姿と、そのパワフルな言葉でした。
「これから、私のアートの形が変わるんです。生まれてきて後世に伝えることがある。あと15年は生きて、それを表現したい」
この言葉を聞いて、思わず胸がどきりとしました。
80歳になられたとしても、「自分はまだ、新しく変わっていくんだ」という強い気持ち。
自分が生まれてきた意味を、これからの人生で伝えきろうとするまっすぐな姿。
なにより、誰もが「完成された素晴らしい先生」と認める大家の口から「私はまだ完成していない」という宣言のように聞こえました。
そんな先生の壮大な言葉を聞いて私のこれからの15年は、まだ先生の今のご年齢にも届かないほどの時間があるのだとハッとしました。
私は、自分自身の年齢を必要以上に意識して、どこかで
「もう今さら遅い」とか、
「早く形にしなければ」
などと焦る気持ちばかりになっていたことに気づかされたのです。
それは、私にとって単なるトークショーではありませんでした。
焦ったり嘆いたりしていた気持ちが少し恥ずかしくなると同時に、
「まだ十分できるかも」
と、強い勇気をいただいたような時間でした。
何歳からでも、自分の物語を
美術館をあとにするとき、心の中にぽっと、
ひだまりのような「やさしい黄色」が灯っていました。
それは、焦らなくても完璧でなくても
ゆっくりと「自分の色」を重ねていきながら
新しく生まれ変わっていけばいいのだという、静かな希望の色。
帰りの電車で、窓に映る自分を見ながら思わず笑ってしまいました。
「50代なんて、まだひよっこだね。」
先生から見れば、本当にそうなのかもしれません。
あの日、美術館で私が受け取ったのは、
「年齢は限界ではなく、何歳からでも自分の物語を新しく描き始めることができる」ということでした。
年齢を意識して焦っていた私に、
「いくつになっても進化していく」
ことが大切なんだと、葉先生のまっすぐな姿が教えてくれたような気がします。
年齢を重ねることは、完成に近づくことではなく、何度でも自分を描き直せる自由が増えていくことなのかもしれません。
だから私は、
「もう遅い」ではなく
「まだここから」
という言葉を選んで歩いていきたいと思います。
もし、「ここから新しく何かが始まる」としたら、あなたはどんな物語を描いていきたいですか?
よかったらコメントで教えてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
cocoiro
もし「色を塗って、楽しく心を整えてみたいな」と思われたら
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80歳の先生から勇気をもらえますね✨
何歳からでもチャレンジはできるし、今日が一番若い!
そんな気持ちが大切だなと感じました。
素敵な先生なんですね☺️
Substackでたくさんの色があることを、知りました🎨
それらを掛け合わせることで、今まで表現できていなかった、私なりの色が出せればと思っております🌸